海外ボランティア初心者ガイド Season 4 

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第3回 海外空港での乗り継ぎ

海外ボランティアに初めて参加する方の不安を取り上げ、各回ごとのアドバイザーが不安を解消します。今回は海外への旅で不安なポイントである「乗り継ぎ」について取り上げます。CIEEスタッフがアメリカ・シカゴの空港での乗り継ぎをレポート!

大混雑で有名なシカゴ・オヘア国際空港で、国際線から国内線に乗り継いでみました

海外へ行くのが初めて、または一人で行くのが初めての方は、「飛行機の乗り継ぎが難しいから・・・」と懸念しがちですが、空港によってはとても簡単だったり、経由便は直行便より格安だったりします。 今回は離着陸回数で世界一、二を争うシカゴ・オヘア国際空港について紹介します!


    成田から出発し、シカゴで乗り継ぎ、ニューヨークへ向かう

入国審査は長蛇の列

    飛行機がシカゴ空港に到着したら、入国審査があります。アメリカでは国際線が最初に到着する都市で入国審査がありますが、他の国では最終目的地で入国審査をする場合もあります。

    アメリカでは、初めてESTAを申請した人用・以前の旅行等でESTAを申請済みの人用と分かれており、みなさんが殆ど利用されるのは「初めてESTAを申請した人用」になります。その場合、大勢の方が利用する為、長蛇の列になります。今回シカゴでは、アメリカのお国柄か、審査官ものんびり。審査官同士の世間話のお蔭で、今回私も入国審査に1時間半程かかりました。(通常はそんなにかからないのが殆どです。)

    長蛇の列の中には、半分泣いている日本人の女の子がとても急いでいて、「乗り継ぎで急いでいる」と空港職員に伝えても、「みんな並んでいるんだから、ちゃんと並びなさい」と言われ、列に戻されていました。

    シカゴの最低乗り継ぎ所要時間は、大体90分とされていますが、私の場合は3時間あったにも関わらず、国内線のゲートに着いてすぐ、飛行機搭乗時間になりました。シカゴにて乗り継ぐ場合は、なるべく時間に余裕を持ったフライトを選びましょう。

     


    特にアメリカは厳重なため時間がかかります(写真はイメージです)

    荷物のピックアップ

    長い入国審査が終わると、荷物を受け取りにターンテーブルへ向かいます。今回シカゴでは国内線に乗り継ぎの場合、荷物ピックアップをしなければなりませんでしたが、荷物のピックアップをするかどうかは、空港・国によって異なります。日本で荷物を預ける時に、必ず聞くようにしましょう。

    今回シカゴでは、入国審査に時間がかったせいか、すでにターンテーブルには荷物がなく、その横にぽつんと置かれていました。自分の荷物を取り、次に国内線ターミナルを目指し、移動します。


    「Baggage Claim」のサインを見つけて、自分の乗ってきた飛行機の便名をチェック(写真はイメージです)

    国内線ターミナルへの移動も予想以上に大変!

    荷物のピックアップの後、国内線ターミナルへ向かおうとしましたが、どこにも表示がありません。探すのには広すぎて時間がかかる為、職員に航空会社(今回はアメリカン航空)を伝え、どこへ行けばいいのか聞いたところ「あっちよ」と指された場所に「EXIT」の表示が。

    他の国の場合は、表示があり、一回外に出ない場合が殆ど。間違えて外に出てしまうと後が大変なので、再度他の人へ聞くと、間違えないということで、道なりに歩いて行くと、国内線のチェックインカウンターが出てきました。

    チェックインカウンターの手前で空港職員に荷物を預けたものの、乗り場がわからない!その場に居た、大柄の職員に尋ねると、ぶっきらぼうに「そこを出て、2階に上がって、電車に乗ってターミナル3に行けばいい」と案内してくれました。

    言われた通りに進むと、国内線ターミナル行きの電車が走っていて、ほっとしました。今思うと、その案内全てが本当にあっていたかどうか定かではありませんが・・・。ターミナル5からターミナル3に行くのに1駅でしたが、5分弱かかりました。さすが広いアメリカ!(他の国では約1分程。空港内だけですから。)

    電車を降りて、出発ロビーに到着したものの、成田空港の倍はありそうな広さ。出発の入り口を探すも、またもや標識もないため、空港職員へ「アメリカン航空に乗りたいのですが・・・」と質問すると、「それならFが一番近いわよ」と今度は丁寧に教えてくれ、スムースに行く事ができました。

    国内線のセキュリティゲートはまたもや大混雑!

    丁寧な案内で着いた場所は、国内線出発の入り口。荷物検査とセキュリティーゲートを通りますが、またもや溜息をつく程の長蛇の列。国内線に乗るのにパスポートを見せなければならず、不思議に思っていましたが、シカゴでは乗り継ぎに、国内線も国際線も分かれていなく、同じターミナル内から国際線を乗る人もいるため、パスポートが必要と気付きました。

    乗り継ぎでなく、シカゴから直接国際線に乗る方もいるせいなのか、荷物検査もセキュリティーゲートも大混雑。空港職員も審査官も「こっちに人多かったら、あっちに並んで!」と叫んでいました。

    アメリカでは、セキュリティーゲートで靴を脱ぎます。脱いだ靴は荷物検査と一緒に検査をかけます。他の国ではあまりないと思いますが、テロ対策の一部ではないかと考えられます。どんな人でも靴を履いてセキュリティーゲートを通ることはできず、注意されますので気を付けましょう。また、携帯電話や小銭等もポケットから出して、通らなければなりません。(怒っているのではないと思いますが、口調が強いので、怒られている様に聞こえます・・・)

    やっと通ったと思ったら、すぐに搭乗時間が

    やっと荷物検査とセキュリティーゲートを通り、ターミナル3の中に到着!ここまで来るのに著者は疲れ果ててしまいました・・・。が、ターミナルがとてつもなく広い分、お店が充実。レストラン、お土産屋さん(シカゴカブスとか)やコンビニエンスストアも充実しており、スターバックスも3軒もある程。

    とりあえず疲れて喉がカラカラだった為、水を買った後、搭乗ゲートのベンチで一休み・・・と思いきや、すぐに「搭乗開始時刻になりました」とアナウンス。休む間もなく搭乗でしたが、乗り遅れなくて本当によかったと思いました。


    帰国時は一転、とても簡単に乗り継ぎ

    帰りの場合は、入国の際のような審査は全くありません。本当に拍子抜けする程、ターミナル3に到着し、ターミナル3から出発という電車の乗り継ぎのようなでした。そのお蔭で色々ターミナル内の散策ができ、ゆっくり朝食とコーヒーをいただくことができました。

    今回シカゴ経由は初めてで、周りの人から「シカゴは大変だよ」と聞いていましたが、本当に大変でした。アメリカ人の友人も「シカゴ空港の乗り継ぎは大変」と言うくらいで、アメリカ人でも苦戦するようですが、逆に「日本人(外国人)だから大変」というわけではないんだなと実感しました。

    また、ターミナル移動の際に空港職員がぶっきらぼうだったのが、「あっそういえば、海外ってそうだった」と思い出し、日本人はおもてなしの文化があり、丁寧だなと改めて感じました。ちょっとした体験でも文化の違いや、現地のネイティブスピーカーと会話をしたりして、現地に着く前から海外体験ができると思います(現地の友人が「来る前に英語の練習できてよかったね」と言っていました)。

    「英語ができないから・・・」、「乗り継ぎが初めてだから・・・」といった理由で避けてしまうのは、もったいないと思います。 今回シカゴでの乗り継ぎが大変でしたが、他の空港の場合は、ここまで大変ではないと思います。時間に余裕のあるフライトがありましたら、是非乗り継ぎにもチャレンジしてみてください。

    「自動化ゲート」を知っていますか?

    現在、日本の主な国際空港では、「自動化ゲート」というものを実施しています。通常日本で出国/入国審査では、審査官がいるところに並んで、審査を受けますが、この自動化ゲートでは、事前に登録すれば、長い列を待たずに機械で出国/入国審査ができます。

    事前に登録する方法は下記になります。

    1. ① 自動化ゲート専用の登録カウンターへ行く(出発ロビーにあります)

    2. ② 登録の為の書面があるので、それを記入し、提出

    3. ③ 職員がパスポートと書面の内容を登録し、特別なスタンプを押してもらい、完了


    写真は成田空港第2ターミナル内

    出国の際の審査はがらがらに空いていたので、今回著者は利用しませんでしたが、成田到着の入国審査ではたくさんの人が並んでいたので、利用しました。

    自動化ゲートでは、5台の機械があり、並んでいる人は数人で、1分程で自分の番になりました。画面の指示に従い、パスポートと自分の指紋(左右両方の人差し指)をスキャンし、読み取りが終われば終了です。これも1分程で完了。 すぐに荷物のピックアップができたので、これからボランティアに参加する方は、是非登録する事をお勧めいたします。

    参考↓↓↓
    成田空港「自動化ゲート」案内ページ


    パスポートの一番後ろのページにスタンプを押してもらいます