体験レポート

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  • 【参加者】 藤縄 朋子さん(写真左・大学2年生)/岩田 愛理さん(写真右・大学2年生)
    【参加プログラム】 英国ウェールズ エコ・ボランティア
  • 【活動先】 ウェールズ・ケレディジョン 
  • 【参加時期】 9月
    【参加期間】 12日間

    現在募集中の2017年春のプログラムでは、ウェールズの首都カーディフにある国立大学(カーディフ大学)敷地内にある庭園(ピースガーデン)でのエコボランティアと、周辺地域の地域サポート活動を行います。以下のインタビューで紹介されている活動地や活動内容とは異なりますのでご注意ください。  

まず「参加のきっかけ」から教えてください。

【藤縄】

「この夏に何かしたい!」と思っていた時にCIEEを見つけて、色々なプログラムの中からどれに参加しようか迷っていました。大学で難民支援の授業を取っていたので、正直なところ最初は東南アジア方面へ行こうと考えていました。ただ、母が治安の問題をすごく心配していて、「安全な国の方が良いよ」とアドバイスされたんです。英語圏であれば、英語の勉強にもなると思ったので、最終的にウェールズのプログラムを選びました。

【岩田】

私は7月に大学の説明会に行って、CIEEの英国ウェールズ エコ・ボランティアを知りました。ただ、時間も迫っていたので、夏に参加するのは無理だと諦めていたのですが、偶然友だち登録をしていたCIEEのLINEから9月に実施するの紹介記事が配信され、「これなら行けるかもしれない!」って勢いで申し込みました(笑)

お二人が出発までに一番大変だったことを教えてください。

【藤縄】

私は、現地のミーティングポイントまで一人で行くことが一番大変だと感じました。今回2回目の海外だったのですが、1回目は学校のプログラムで団体行動でしたし、日本国内もあまり旅行したことがないので…。航空券とホテルの予約は旅行代理店にお願いしましたが、一人で現地のホテルにチェックインをしたり、海外の空港を利用したりすることを考えると、色々事前に調べなくてはいけないことが多く感じて、とても不安でした。

【岩田】

私は、家族を説得するのが一番大変でした。母から大反対されました。行き先の国ということではなく、「海外に行く」こと自体を許してもらえませんでした…「参加費はバイトで貯めたお金で払う!」と約束したのですが、それでもまだ「ダメ」って。3日間くらい口をきいてもらえませんでした。空港行く直前になっても「まだ許した訳じゃないから」と言われて…。父は、別に問題なかったんですけど(苦笑)

他に滞在中に一緒に活動する日本人がいることを伝えてもダメでしたか?

【岩田】

そのことはプラスでした!「あ~そうなの~」という反応で。でも100%「うん、いいよ」っていう感じではなかったです。でも行った後は意外と大丈夫でした。LINEも繋がったので、「元気にしてる~?」と連絡をもらったりして。

過去参加者のみなさんにアンケートしました!

「大変だった出来事ランキング(出発編)」
 

1位 日本からミーティングポイントまで1人で移動すること
2位 英国ビザ取得までの手続き
3位 プログラム参加について、家族を説得すること

グループ生活はいかがでしたか?

【藤縄】

最初は心配でしたね。オリエンテーションで会った子もいましたが、知らない人たちと共同生活で1日中一緒に過ごすのはどうなのかなって。でも割と皆がそれぞれ自分の時間を大切にしていました。みんなで居たい時は一緒にいて・・・。とても居心地が良かったです。

【岩田】

私も藤縄さんと同じですね。寝室が大部屋だったんですけど、一緒に居たいときはいて、1人になりたい時はそれぞれがベットの上で携帯をいじって。ずっと一緒にいなきゃいけないっていう空気が全くなくて、やりやすかったです。

【藤縄】

他の参加者とも話していたんですけど、元から友だち同士だと、「一緒にできないかも」って思いました。その場で会った人たち同士だったからこそ、良い距離感を保てたと思います。

会話での英語と日本語の使い分けはどうしていましたか?

【岩田】

食事のときは、日本語が全くわからないキャンプリーダーも一緒だったんですが、日本語で話してしまって。悪かったなぁという気持ちがありました。「英語話せないなぁ、どうしよう」って思っていたら、沈黙になっちゃったりして(苦笑)私は会話ができるほどのスキルがなくて、何て言ったらよいのかわからないというのが正直なところでした。

【藤縄】

最初の3日間は、現地のスタッフの方が、英語を使ったアクティビティを企画してくれました。その時は楽しかったです。5本指使って質問を一つずつ、一人1パートずつ隣の人の似顔絵を描いて、パーツを完成させていく、紙に4つくらい自分の事を書いて、一つ嘘を書いてどれでしょう、と当てるゲームです。英語で演技するのは難しかったですが、自分のことを話したり、他のメンバーの事も知れる良い機会でした。

現地で最も大変だったことについて教えてください。

過去参加者のみなさんにアンケートしました!

「大変だった出来事ランキング(現地編)」
 

1位 キャンプリーダーやDenmark Farmスタッフとの人間関係
2位 屋外でのボランティア活動

 

【藤縄さん】

私は屋外でのボランティア活動が一番大変でした。力仕事が多かったのですが、日本では祖母が住む田舎の家の庭仕事程度しかしたことがなくて。大きなハンマーやのこぎりをつかったのは初めてでした。初日から沼の中で、池の中に生えている草をひたすらとるという活動をしました。

【岩田さん】

皆レインコートは持参していたのですが、黒い作業着は一着しかなくて、私は初日それを借りました。

【藤縄さん】 

長靴を使う前に、短いブーツで沼に入ろうとしたらすごいベチョベチョになっちゃって、それで貸してくださったんだと思います。すごく濡れていたので。

【藤縄さん】 

この作業と、あと階段を作った時はすごく達成感がありました。本当に大変だったので。

藤縄さんが一番記憶に残っていること

山道に階段を作ったことです。日本では私たちのような年代にはできない経験でした。ファームの奥にある坂道の階段作り。ほぼ何もない状態の場所から階段を作ると聞いて正直初めは無理だろうと思いました。しかし、平なところに穴を掘って、手動のこぎりなど様々な道具で木を切りました。皆で交代しながら作業して。石も敷き詰めていきました。全部で8段くらい作ったと思います! 土を掘ってるうちに完成形が楽しみになると同時に、日本で登山するときに当たり前にある山道の石段のありがたさを感じました。教えてくれた方も元大学教授だったこともあり、お話も面白くて、楽しく活動出来ました。

 

 

ここ以外に活動した場所はありましたか?

【藤縄さん】 

たくさんありました。1日目は池(沼)の掃除、2日目はキャンプ地での活動でした。キッチンのシンクの水をろ過する機能が壊れていたので、掘って石を積みました。後は、階段作りと、コミュニティガーデンでの雑草取りや、木のアーチの周りを整える作業もしました。人がスムーズに通れるようにするためのボランティアです。

現地のスタッフは何名くらいいましたか?

【岩田さん&藤縄さん】 

事務所に2人です。マラさんとアイリーンさんがいました。マラさんは事務所の中から私たちのことを手伝ってくれました。お昼を作ってくれることもあったので、結構話す時間がありました。あと、1回マラさんと、マラさんの息子さんと旦那さんと一緒にランピターにあるパブに行きました。


旦那さん(左)と息子さん(中央下)。ファームの敷地内で仲良く暮らしています。

食事の場で特に印象に残っていることはありますか?

【岩田さん&藤縄さん】

食事は基本自炊だったのですが、ピザパーティの日があって、その日はピザ生地から現地の人に用意してもらい、振る舞ってもらいました。あと、クランブルというデザートも。ラズベリーが入っていて、カスタードをかけて食べました。私たち日本人だけではなくで、他からボランティアに来ている地元の人たちも来ていて。ミュージシャンの屋外演奏では、ウェールズの伝統音楽を聴くことができました。




【岩田さん】 

私は、自分の誕生日にケーキを買ってもらう出来事がありました。ちょうど活動2日目が私の誕生日で。朝アクティビティで2分くらいお互いのことを話すというワークがあったのですが、そこで、今日が誕生日だということを偶然皆に話していたんです。その日ちょうど買い物へ出かけることがあったので、スーパーでケーキを買ってもらいました。結構甘かったのですが、イギリスの紅茶と一緒にいただきました!

【藤縄さん】

紅茶は、本当においしかったです!!日本はティーパックに紐がついていると思うんですが、現地のは丸くて紐がなくて、それを5~6個ポットにどさっと入れて飲む感じでした。味は殆どがダージリン系だったと思います。現地の方に聞いたら、「一日に7回くらい飲むよ」と言われました。座る時間があると、すぐ「ティー飲む?」みたいな感じで。私も紅茶大好きだったから本当嬉しかったです!

【岩田さん】 

現地の人が私たちのためにわざわざ日本茶も用意してくれていたんですけど、日本人6名みんなダージリンティーを飲んでいました。日本茶はいつでも飲めるので(笑) それから、私は日本からお米と、ちらしずしに混ぜる酢と、お稲荷さんの皮を持って行ったので、みんなに作りました!藤縄さんが持って行ったインスタントの味噌汁は、キャンプリーダーにも好評でした!

これから参加される方も日本食の持参はオススメですか?

【藤縄さん&岩田さん】 

そうですね。現地の米はパサパサなので、日本のような水分を含んだお米はやっぱりおいしいです。現地の米はどんなに水を入れても、パサパサなので(苦笑)

【藤縄さん】 

買い出しは3日に1度くらいのペースで現地スタッフが連れていってくれました。みんなで一緒に行きました。食材が足りなくなりそうになった時は、現地スタッフが買い足してくれたので不便はなかったです。日本食は殆どなかったですが、助かりました。

ボランティア活動がない日は何をしていましたか?

  • 【藤縄さん】 フリーの日は2日間ありました。1日目はThe Centre for Alternative Technologyへ行きました。その後、近くの海に連れて行ってもらって、近くにお城もありました。

【岩田さん】 

もう一日はNew Queyへ(海岸沿いの街)行きました。イルカが見えるかも、と言われて、ボートに乗せてもらったのですが、残念ながら当日曇りだったので、見る事はできませんでした。でも、気持ちよかったです。

現地で日本人やアジア系の人と触れ合う機会はありましたか?

【藤縄さん】 

全くと言っていいほどなかったですね。ウェールズ人、イギリス人と自分たちだけでした。ウェールズの中でも田舎なので、外国からの観光客が殆ど来ないエリアだと思います。

日本人6人女性で団体行動するときは、目立たなかったですか?

【岩田さん】

お店に行ったら、「日本に行ったことがあるよ」という現地のおばちゃんがいて、少し会話しました。

【藤縄さん】 

あんまりジロジロ見られるようなことはなかったと思います。

英語の訛りはどうでしたか?

【藤縄さん】 

訛りが聞き取れないことはありました。早口ということではなく、日本の英語の授業で習った英語とは違うので、聞きなれていないからだと思います。ちなみに、キャンプリーダーは綺麗な英語を話してくれて、とても聞きやすかったです。

【岩田さん】 

自分の英語が通じない事にも苦労しました。ちょっと気になることがあった時聞いても、「ん?」って聞き返されて・・・もう一回聞いても「え?」という感じになった時は、「もういいや」って諦めました。

お二人ともこのプロジェクトに参加してから「英語を話すことに積極的になった」と回答されていますね

【岩田さん】 

そうですね。帰国して2週間くらいは、そのモチベーションが続きましたが、1か月経ってまた自信が・・・ (苦笑)実は昨日初めてTOEFLテストを受験して全然話せなくて。でも学校で受けているスピーキングの授業の時は、前よりも 「話したいな」って思えることが増えました。春学期は「YES」「No」くらいしか言えなかったのが、「YES」「No」の後に「もう一言いお う!」という気持ちが生まれています。

【藤縄さん】 

私も似たような感じです。実際にウェールズに行って「聞き取れるな」と思う経験ができたので、もっと勉強したいなと思うようになりました。英語の授業の時は自分から発言できるように意識するように変わりました。

過去参加者のみなさんにアンケートしました!

参加前と比べて英語力は?
 

自信がついた 75% 
変わらず 25%

プログラムの前後に観光旅行はしましたか?

【岩田さん】 

私は集合場所に行くまでに少し時間があったので、近くのカーディフ城に一人で行きました。

【藤縄さん】

岩田さんはホテルと集合場所が近かったので、できたのですが、私はウェールズに着いたのが夜の9時だったのでカーディフ空港の近くにあるホテルに泊まりました。集合日はカーディフ中心部に移動した時、大きなキャリーケースを持っていて、観光ができませんでした。なので、カーディフ市内の観光は最終日に行きました。ロンドンに帰らなければいけなかった一名を除いて、5名で過ごしました。2人がカーディフ中心部のホテルを予約していたので、受付で大きなスーツケース5人分預かってもらって、身軽に観光ができたのがよかったです。買い物など色々体験できました!

現地で買ったもの紹介してください!

【岩田さん】 

現地の人に教えてもらったんですが、「ラブスプーン(写真中央下)」は有名なようです。17世紀からこの地域で行っている伝統で、男性が意中の女性に贈るプレゼントだと聞きました。一本一本手作りで全て形が違うんですよ~。それから、ウェールズ語と英語で書かれたマット(写真中央)です。数字の数え方も、ウェールズ語と英語では全然違いました。最近英語の授業で知ったんですが、ウェールズ語という言語が忘れられて無くなってしまわないために、看板などは必ず英語とウェールズ語をセットで表記するような取り組みがされていると聞きました。「ありがとう」は「ディオルク/Diolch」だったと思います。これだけは、覚えました(笑)

【藤縄さん】

街のあちこちにウェールズの旗が掲げられていて、愛国心の強さを感じました。お土産屋さんでは、ユニオンジャック柄の商品は一回見たくらいで後はウェールズのグッツばかりでしたね。

プログラムに参加して、自分自身に何か変化はありましたか?

【岩田さん】 

  • はい、ありました!私は元々虫がダメだったんですけど、帰国してから虫に対する愛が生まれました(笑)かたつむりやナメクジがだめだったんですけど、現地で並べたり写真とったりする機会があって。後、毛虫。日本では全く見ることすらできなかったんですけど、至近距離で見ても平気になりました。

それから、現地の人のおおらかな心と環境に対する考えに感銘を受けました。現地の人はいつも優しく接してくれました。ボランティア作業で出会った人たちはエコに対して独自の考えを持って実行しているのが、都会の生活に慣れてしまっている私にはとても新鮮でした。ウェールズの空気、景色が綺麗だったので、来年の夏も募集があれば、また行きたいです!

過去参加者のみなさんにアンケートしました!

プログラムを他の人におすすめしたいですか?
 

したい 75%
ぜひしたい 25%
したくない 0%

おすすめポイント
 

ウェールズの大自然や田舎を体験できること  4名
同じグループの日本人ボランティアと仲良くなれること 4名
環境保護などDenmark farmの活動を学べること  3名
ウェールズで生活する人たちと仲よくなれること 2名 
英語に自信がない人も安心して参加できること 2名
英語を話すことが楽しいと思えるようになること 2名

 

岩田さんと藤縄さんが参加したプログラム

英国ウェールズ エコ・ボランティア(期間限定プログラム)

英国ウェールズの田舎体験や地元民との触れ合いながらボランティア

2週間の間、環境団体で働くスタッフや地元ボランティアたちとともに、草刈りや、小道の整備、湖の清掃など、様々な活動を行います。滞在先は、団体が保有する宿泊施設(バンクハウス)。他の日本人ボランティアとの共同生活なので、一人で英語環境に飛び込むのが不安な方でも安心して生活できます。 (2016年夏プログラム)

2017年春のプログラムは、ウェールズの首都カーディフにある国立大学(カーディフ大学)敷地内にある庭園(ピースガーデン)でのエコボランティアと、周辺地域の地域サポート活動を行います。

「英国ウェールズ エコ・ボランティア&地域サポート」プログラムの詳細はこちらをご覧ください