フィンランド

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今回は春休みにフィンランドで開催された国際ボランティアプロジェクトに参加した大学院生の体験談をお届けします。たまたま同じプロジェクトに参加していた日本人大学生のコメントにも触れています♪ 北欧のワークキャンプならではの、文化、価値観とは…?

  • 小川 万梨野 さん / 北海道大学大学院 / 保健科学院 / 25歳(当時)

小川さんと鶴丸さんが参加した国際ボランティアプロジェクト

各国から集まる仲間と寝食をともにし、国際交流をしながら、ボランティア活動を通じて社会や人々に貢献できる国際ボランティアワークキャンプです。第1次世界大戦後、それまで敵対していたヨーロッパ諸国の若者たちが、国境を越えて共同生活を送りながら協力して、戦争で破壊された農地や街を再建する平和活動をおこないました。これが国際ボランティア ワークキャンプの起源と言われています。その後、この国際ボランティアの活動は世界中に広まり、建物の修復、社会福祉、環境保護など、活動の分野も多岐にわたるプロジェクトが開催されるようになりました。CIEEでは、1995年からこの活動に参加し、現在、ヨーロッパを中心に世界約30か国の国際ボランティアプロジェクトに日本人の参加者を送り出し、同時に日本国内で世界中からのボランティアを受け入れるワークキャンプを開催しています。>>詳細はこちら

フィンランドを選んだ理由と、実際の印象

理由:「アジアの国は今後いつでも行ける、どうせ行くなら遠いところに!」と思い、ヨーロッパの一か国であるフィンランドを選択しました。特に北欧はおしゃれなイメージがあり、憧れていて決まった時はとにかくうれしかったのを覚えています。
実際:イメージ通りおしゃれでした。見るものすべてが日本やアジアと異なっており、新鮮で、歩いているだけで楽しかったです。 加えて、治安もよく、安心して観光もできました。

現地に着いてからの前泊の手配方法

前泊分のホテルは、日本にいるうちにネットで予約していきました。口コミなどを参考に、交通の便もよくお財布にやさしいホステルの一人部屋を選択しました。おかげで、初めての一人海外で緊張していましたが、問題なく前泊を過ごすことができました。  

国際ボランティア
ホステルの写真 シングルルーム

現地に着いてからの前泊の手配方法

宿泊先から集合場所までは各自の移動だったので、日本にいるうちにチケットを取っておきました。しかし!一つ問題がおきました。私が行った日はちょうどサマータイムに変更になる日で、それを知らなかった私は、電車を乗り過ごしてしまったのです…。ボランティアの現地スタッフに電話を掛けたり(初めての英語での電話!)、チケットを買いなおしたり。一人で焦りましたが、いい勉強になりました。笑

ボランティア活動の内容 

ボランティアと思って参加しましたが、実際はワークキャンプという感じでした。
・雪かき
・宿舎のおやつ作りの手伝い
・フィンランドについての講義(フィンランド語、歴史、文化、料理など…)
・サウナ
・アクティビティ(プール、バレーボール、そり、アイスフィッシングなど…)
・施設訪問(老人ホーム、幼稚園、小学校)
・自国の紹介

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湖の上をスノーシューでお散歩!
ある一日のスケジュール
  • 08:00~09:00 朝食

    09:00~12:00 フィンランドについての授業

    12:00~13:00 昼食

    13:00~18:00 老人ホームでふれあい

    18:00~19:00 帰宅後、夕食

    20:00~22:30 サウナ

    00:00 ルームメイトと話をしつつ、就寝

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おばあちゃんとの一枚

印象的だった外国人  

ルームメイトの香港の女の子です。一番一緒にバカをやった子なのですが、とても協調性の高い子で、英語が苦手な私にも、気を使って話し耳を傾けてくれて本当に助けられました。

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同じ年代だったこともあり、同じような悩みを抱え、夜な夜なディスカッションをして、お互いを理解しあうことができ、今でも大切な友達です。
キャンプの終盤、それまで感嘆詞や単語ばかりでコミュニケーションをとっていた私に、その子は「本当はできるのだから、もっと英語を話しなさい!」って言葉をかけてくれました。実際に、英語を文で話そうとしてみると、いつの間にか少し話せるようになっていて、その友人の言葉は私に自信を与えてくれました。夜な夜なガールズトークをした甲斐がありました。

どんな異文化体験がありましたか?

もう、ほとんど全部でした。
・食文化:一日に何回食べるんだってくらい、食べていました。日本では一日三食が基本ですが、ボランティア期間中は3食に加え、午前・午後・夕食後にティータイムがあり、多い時には6回くらい食べていました。体形をセーブするのが大変でした。

・スキンシップ:とにかくすごい!笑 ハグしたり、ほっぺたにキスされたり、ヨーロッパに来たんだなという感じでした。でも、スキンシップのおかげでメンバーや出会った人と心の距離が近づき、よい関係を築くことができました。とてもあたたかな時間でした。

一方で、変わらないと思うこともありました。
・20歳前後の若い女の子が恋の話をして盛り上がったり、20代半ばになると健康のことや結婚の悩みを語り合ったり。文化は違えど、心を通わせることができることが嬉しく思いました。
・チームを作っていく上で、みんなそれぞれ意見があったり不満があったり。時にはぶつかることもあるけれど、慣れない英語ながらじっくり根気強く話してみたり、メンバーがお互いに気に掛け合ったり、引っ張っていくリーダーと後ろからサポートする縁の下の力持ちの役割分担が自然とできていたり。日本の友達とやっているコミュニケーションがそのまま海外でも活きることを実感し、”英語を話す”だけではない学びが得られた2週間でした。

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たくさん食べました

一緒に共同生活をした人たちの印象

見ているだけで面白かったというのが正直な感想です。
メンバーはリーダー1人を含め7か国の12名。年齢は18歳から40代まで。
共同生活をすることで、毎日メンバーに対しての新しい発見があったり、少しずつ心を開いてくれたり。一日たりとも同じだった日が無く、それはそれは刺激的な毎日でした。
私自身、初めは英語を話すことはおろか、英語を聞き取ることもできなくて、悔しい思いをすることもありました。でも、仲間の助けがあったり、自分が思い切りこのチームを楽しんでるところを見せていたら、自然と打ち解けることができ、大好きな仲間たちになりました。

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小川さんと同じプロジェクトに参加していたメンバーからのコメント 
鶴丸 侑子 さん / 慶應義塾大学 / 法学部 / 19歳(当時)

私は、今回初めてworkcampに参加しました。色々な国の人たちと集団生活をしてみて感じたことは、「性格に国は関係ない」ということです。「日本人は群れを作りたがるけれど、欧米人は我関せずで単独行動が好き」とか、「日本人は意見を曖昧に言うけれど、欧米人ははっきり主張する」などとよく言われます。私もそう思っていました。しかし実際は、外国人でも繊細でナイーブだったり、1人でいることが苦手だったり、相手を気遣って遠回しに意見を主張していたりと、性格は人それぞれであり、何人だからこういう性格などと決めつけることはできないのだと感じました。このことは2週間共同生活をして一緒に活動したからこそ、分かることだと思います。時には大変なこともありましたが、メンバーとの交流はとても充実していて良い経験になりました。

現地受け入れ団体の方々は最初から最後までとても親切で、活動もとても充実していました。主な内容としては、フィンランド語の勉強、フィンランド料理作り、雪遊び、サウナ、現地の老人ホーム訪問などです。フィンランドでしかできないことをたくさん経験させて頂きましたし、ご飯もとてもおいしかったです。

リーダーのカルロスはいつも優しくて、みんなのお父さんのような温かさがありつつも、自分も同じ目線で全力で楽しんでくれる最高のリーダーでした。途中彼女とケンカをしたらしく(他のメンバーの話によると笑)気分が落ち込んでいるように見えたり、キャパオーバーになったりしているところは心配でした。

メンバーとのかけがえのない思い出は、毎日の会話です。様々な国のメンバーがいたので、お互いに言語を教え合っていました。日本語に興味をもってもらえるのはとても嬉しかったし、簡単な挨拶程度でも違う国の言語を話せることがとても楽しかったです。 私の部屋は18~20歳のメンバーがいて、恋愛の話や好きな俳優の話で盛り上がっていました。真面目な話では、日韓、日中関係についてやドイツとギリシャの関係、香港と中国の関係などのテーマが上がりました。それぞれの国の文化紹介の時、韓国の人が慰安婦問題についてのニュースを流したことに、とても衝撃を受けました。歴史問題についての話は正直言い返したくなったし悔しかったけれど、相手が思っていることを聞くことができたし、また同時にそのような問題があるからといってお互いの友情は変わらないということも実感しました。人と人とのつながりが大事なのだと思います。驚いたことは、特にヨーロッパの人たちは性に関してオープンな文化だということです。朝ごはんの時から割と過激な話をしていました。 様々な国の人が集まって生活しなければできない、貴重な経験をすることができました。

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ルームメートと撮影した写真です

自由時間を充実させるために工夫したこと

私の場合は、自由時間を確保する方が難しかったです。チームリーダーの方針で、自由時間はみんなとゲームをしたりアクティビティをしたり、休日は近くの町まで観光しに行ったりと、とても充実し楽しい時間でした。ただ一方で、ずっと一緒にいるとストレスが溜まってしまうこともあり、隙を見ては一人になったり、日本人の仲間と息抜きをしたりして、ストレス対処を心掛けました。

帰国後も英語/英会話の勉強を継続していますか?

忙しさにかまけて、それほどできていないのが現状です。ですが、ボランティアメンバーと連絡を取り合うなどして、英語を使う機会を作り、続けようと努力しているところです。

旅メモ

使ったお金の総額

飛行機代 110,000円
前泊のホテル代(2泊分) 10,000円
後泊のホテル代(2泊分) 15,000円
追加のボランティア参加費 20,000円
観光・食事・お土産代 40,000円
合計 約200,000円

ただ、クレジットカードをJCBしかもっていなかったため、満足いくまでお買い物ができませんでした。次は他のカードも準備していきたいと思います。

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